ロシアのインターファクス通信によりますと、ロシア金融監視庁は11日、ことし2月に北極圏にある刑務所で死亡した反体制派の指導者ナワリヌイ氏の妻のユリアさんについて、テロや過激派活動に関与した情報がある人物や組織のリストに加えたと発表しました。

リストに加えられると銀行口座の凍結などが行われます。

これに対しユリアさんは「ほんの1時間スマホをチェックしない間に、私はすでにテロリストにされていた」とSNSに投稿しました。

その上で「夫を殺し、妻にテロリストのレッテルを貼るなんて、まさに典型的なプーチンのやり方だ」として、ロシアのプーチン大統領に対し反発しています。

ユリアさんをめぐっては9日、首都モスクワにある裁判所が「過激派組織に参加した」として、ユリアさんの身柄を2か月間拘束すると決定しました。

ユリアさんは現在ロシア国外を拠点に活動していますが、帰国すれば身柄を拘束される危険があり、プーチン政権は今回の措置でさらに圧力を強めています。

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