NATOは今月9日から11日までアメリカ・ワシントンで首脳会議を開き、ウクライナへの支援をめぐって協議する予定です。

NATOのストルテンベルグ事務総長は5日、ベルギーの本部で記者会見し「NATOとして初めて、首脳レベルの文書で、ウクライナがロシアの侵攻を打ち負かし、今後も抑止できるよう必要な支援を行うと合意することが見込まれる」と述べ、ウクライナに対する軍事支援の強化で合意するとの見通しを示しました。

一方、加盟国の一つ、ハンガリーのオルバン首相が5日、ロシアを訪問してプーチン大統領と会談したことを受けて記者団からは「首脳会議の直前のこうした訪問はNATOの結束にどういう意味をもつのか」という質問があがりました。

これに対し、ストルテンベルグ事務総長は「オルバン氏はNATOを代表して会談を行ったわけではない」などと述べ、NATOによるウクライナ支援の強化に影響はないという認識を示しました。

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