英国で4日に投開票が行われた総選挙について、保守党党首のスナク首相は5日未明、「この選挙は労働党が勝利した」と敗北宣言をした。「勤勉な多くの保守党候補が敗れた責任を取る」として、保守党党首も退く意向を示した。

 スナク氏は自らの選挙区であるリッチモンドで当選を決めた後に、短く演説。選挙結果について「英国民が厳しい審判を下した」と吐露し、「権力は本日、平和に、秩序だった形で移行される。私たちの国の安定と未来に向けて、自信を与えてくれることだ」と語った。

 この直後、英公共放送BBCや民放ITV、スカイニュースは「労働党が単独過半数(326議席)となる」と速報。5日午前5時現在(日本時間5日午後1時)、開票が続いており、労働党がどこまで議席を伸ばすかが注目される。(ロンドン=藤原学思)

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