韓国の大手電機・半導体メーカーのサムスン電子は5日、ことし4月から6月までの3か月間の決算の暫定値を発表しました。
それによりますと、売り上げは74兆ウォン、日本円で8兆6000億円余りで前の年の同じ時期よりおよそ23%増えました。
また、本業のもうけを示す営業利益は、10兆4000億ウォン、日本円で1兆2000億円余りと、前の年の同じ時期と比べておよそ15.5倍で、増収増益となりました。
韓国メディアによりますと、営業利益が四半期で10兆ウォンを上回るのは7期ぶりで「市場の予想を大きく超える水準だ」と伝えています。
サムスン電子は、去年の半導体部門の営業損益が半導体の需要低迷などにより、過去最大の赤字となるなど業績が悪化しましたが、韓国メディアは今回の決算について、AIの市場の拡大により半導体の需要が回復して販売価格が上昇したことが増収増益につながったとみられると伝えています。
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