ウクライナ中部ドニプロペトロウスク州の州都ドニプロで3日、ロシア軍による攻撃があった。リサク知事によると、ミサイルやドローン(無人機)が使われ、これまでに4人が死亡し、14歳の少女を含む34人が負傷したという。
リサク氏は、ドローンとミサイルそれぞれ5発を破壊したとしたが、一部を防ぎきれなかったとみられる。SNSに投稿した写真では、スーパーマーケットのガラスが粉々になっている様子がうつっている。
ドニプロは中部を代表する産業都市で、ロシアによる全面侵攻が始まる前には約97万人が暮らしていた。最近はロシア軍による攻撃が相次いでおり、先月28日には9階建ての集合住宅で1人が死亡、12人が負傷した。また、今月1日にも、15歳の少年を含む少なくとも7人が負傷していた。
ゼレンスキー大統領は3日、強固な防空システムと、ロシア領を攻撃できる長い射程の兵器の必要性を改めて強調。パートナー国に「決断」を求めた。(ロンドン=藤原学思)
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