ロシアが今月の安保理議長国を務めるにあたって、ネベンジャ国連大使が1日、国連本部で記者会見し、17日にガザ情勢についての閣僚級の公開討論を開き、ラブロフ外相が議長を務めると明らかにしました。

イスラエルとハマスの戦闘をめぐっては、先月、安保理で停戦と人質解放に向けて双方に合意を求めるアメリカが提出した決議が採択されましたが、ネベンジャ国連大使は「決議はあいまいで詳細が欠けている。現実の世界では何も起きていない」と述べ、閣僚級会合でもイスラエルを擁護するアメリカへの非難を強めていくものとみられます。

一方、ウクライナ情勢をめぐっては「ゼレンスキー政権はいわゆる和平案を掲げて走り回っているが、和平案ではなくジョークだ」と述べ、ウクライナが提唱する和平案について話し合うつもりはないと強調しました。

また、アメリカのトランプ前大統領が「自分なら戦争を24時間で終わらせる」と発言していたことについて記者から問われると「ウクライナ危機は1日では解決できない」とコメントしました。

さらにロシアが安保理決議に違反して北朝鮮から弾道ミサイルなどを輸入しているとの指摘については「われわれは北朝鮮への制裁に違反していない」と、従来の主張を繰り返しました。

林官房長官「安保理議長の職責を忠実に果たすよう求めていく」

林官房長官は閣議のあとの記者会見で「他の理事国と連携し、ロシアに対して安保理議長の職責を忠実に果たすよう求めていくとともに、職責を乱用するような機会が認められる場合にはきぜんとして対応していく」と述べました。

その上で「北朝鮮、中東、ウクライナの各情勢をはじめ、安保理が対応しなければならない課題は山積している。安保理がその責務を果たすよう適切に対応していきたい」と述べました。

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