北朝鮮の朝鮮労働党の重要政策を決める中央委員会総会が1日まで開かれた、と朝鮮中央通信が2日伝えた。同通信は、「金正恩(キムジョンウン)総書記が軍事政治活動の方向性について明らかにした」としながらも、具体的な内容は報じなかった。今年上半期の経済状況について、「確かな上昇傾向」と成果を強調した。

 北朝鮮はロシアとの間で有事の際の軍事的な支援を盛り込んだ条約を結んだばかりで、軍事・外交面での言及が注目されていた。

 総会では上半期の主要政策の中間総括など五つの議題が話し合われた。報道では経済面での成果のほか、金氏は「全国的な農業事情も大丈夫だと言える」と強調した。

 北朝鮮は今年から10年間、毎年20の地域で工場を新設し、地方の生活水準を高める「地方発展20×10」政策を進めている。金氏は「年末には20の市・郡で現代的な新しい生産基地の竣工を見ることになる」とアピールした。(ソウル=太田成美)

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