北朝鮮の朝鮮中央通信は2日、前日にミサイル総局が新型戦術弾道ミサイルを試験発射し、成功したと報じた。新型ミサイルは4.5トン級の超大型弾頭を装着可能といい、7月中に改めて射程250キロの試験発射を実施すると予告した。
報道は1日発射した新型ミサイルが、「火星砲11タ―4.5」だとし、最大射程500キロメートルと最小射程90キロメートルの飛行安定性と命中の正確性の確認が目的だったとしている。
韓国軍は北朝鮮が1日午前5時5分ごろと同5時15分ごろ、南西部の黄海南道長淵(チャンヨン)付近から北東方向に2発の弾道ミサイルを発射したと明らかにしており、北朝鮮の発表はこのミサイルを指しているとみられる。
韓国軍は、1発目は短距離弾道ミサイルで約600キロ飛行したが、約120キロ飛んだ2発目は、正常飛行できず、失敗した可能性があると分析していた。
南北間では6月26日に北朝鮮が発射した弾道ミサイルをめぐっても、成功したと主張する北朝鮮に対し、韓国軍は「失敗を隠すための誇張」と食い違いを見せている。
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