北朝鮮は、ミサイル総局が1日に新型の戦術弾道ミサイル「火星11型」の発射実験を行って成功したと、国営の朝鮮中央通信を通じて2日発表しました。
実験は、ミサイルの飛行の安定性と命中精度を確認するため模擬の弾頭を装着して行われ、最大で500キロ飛行したとしていて、結果は1日まで開かれた朝鮮労働党の重要会議、中央委員会総会に報告されたということです。
また、このミサイルには4.5トン級の「超大型弾頭」を装着できるとしていて、250キロの射程で「超大型弾頭」の爆発力などを確認するため、今月中に改めて発射実験を実施すると予告しています。
北朝鮮は、ことし4月に極超音速で滑空する弾頭を装着した新型の中距離弾道ミサイル「火星16型」の初めての発射実験に、先月26日には複数の弾頭を積む多弾頭ミサイルの分離・誘導実験に、それぞれ成功したと発表するなど「国防5か年計画」に従って弾頭の多様化にも拍車をかけています。
韓国軍は北朝鮮が1日、射程が短距離などの弾道ミサイル2発を南西部から北東に向けて発射したと明らかにしていて、発表はこのミサイルを指すとみられます。
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