ウクライナ・ハリコフ市では6月30日、ロシアの誘導爆弾で1人が死亡、10人がけがを負った=ロイター

【キーウ=共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は6月30日「今週だけでロシアは誘導爆弾による攻撃を800発以上行った」と通信アプリへの投稿で非難した。爆弾を搭載するロシアの戦闘機を破壊する手段が必要で「市民を守るため明確な決断が求められている」と述べ、友好国に長距離兵器や防空装備の供与強化を訴えた。

東部ハリコフ市では同日、ロシア西部ベルゴロド州から発射された誘導爆弾の攻撃を受け、1人が死亡、生後8カ月の乳幼児を含む10人がけがを負った。郵便会社の施設が損壊し火災も発生した。州知事らが発表した。

首都キーウ北部では30日、迎撃したミサイルの破片が集合住宅に落下した。クリチコ市長によると、6人が負傷した。市当局は、これまでの攻撃と時間帯や手法が異なると指摘。ロシア側が効果的な攻撃手法を探っていると注意を促した。

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