今週の外国為替市場では円安が加速し、26日のニューヨーク市場で円はドルに対して一時、1ドル=160円台後半まで値下がりして、およそ37年半ぶりの円安ドル高水準を更新しました。
27日も1ドル=160円台半ばから後半での取り引きとなっています。
また、円はユーロに対しても売り注文が増えて、一時、1ユーロ=172円台まで値下がりして、ユーロが導入された1999年以降の最安値を更新しました。
アメリカの長期金利が低下し、ユーロ高ドル安となった影響で、強いユーロに対して円が売られる展開となっています。
市場関係者は「投資家の間で円を売る動きが強まり、ドルに対してだけでなくユーロをはじめとしたほかの通貨に対しても円安が進んでいて、歯止めがかからなくなっている」と話しています。
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