江蘇省蘇州で24日、日本人学校のスクールバスが下校中の子どもたちを乗せてバス停に到着した際に刃物を持った男に襲われ、迎えに来ていた日本人の母親と一緒にいた子どもがけがをしたほか、バスに乗っていた案内係の中国人女性も刺されて重体になっています。
ロイター通信が配信した現場とされる映像には、黄色のバスの横で横たわっている人の周りにたくさんの人が集まっている様子が写っていて、緊迫した様子がうかがえます。
上海にある日本総領事館などによりますと、現場から数百メートルほど離れた日本料理店などが集まる通りではことし4月にも日本人の男性が中国人とみられる男に刺され、首に軽いけがをしたということです。
地元当局が男を拘束し、取り調べを行ったということですが、動機は明らかにされていません。
事件を受けて休校していた蘇州の日本人学校は安全対策を講じたうえで26日から授業を再開しましたが、日本人が襲われる事件が相次ぐ中、現地では不安が高まっています。
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