北朝鮮が24日から飛ばした風船により散らばったごみを処理する関係者ら=韓国軍提供・共同

【ソウル=時事】韓国軍は25日夜、北朝鮮がごみをぶら下げたとみられる汚物風船を韓国に向けて飛ばしたと発表した。韓国への飛来は2日連続。風船は風に乗って移動しており、ソウル市も上空で風船が確認されたとして、市民に落下物に注意するよう呼び掛けた。

北朝鮮は5月末以降、韓国の脱北者団体のビラ散布などに対抗し、韓国に向け相次いで汚物風船を飛ばしており、南北の応酬が続いている。韓国軍によると、北朝鮮は24日夜から25日朝にかけて約350個の風船を飛ばし、そのうち約100個が韓国側に落下した。

北朝鮮の金与正朝鮮労働党副部長は21日の談話で、「するなと明確に言ったことを(韓国の団体が)またしたのだから、しなくても済むことが発生するのは当然だ」と述べ、再び風船を飛ばすことを予告していた。

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