英BBC放送とロシア独立系メディア「メディアゾーナ」は独自の共同調査を基に、2022年2月に始まったウクライナ侵攻で、確認できたロシア兵の死者数が5万人を超えたと報じた。このうち侵攻2年目は初年を上回る2万7300人以上が死亡したとし、ロシアが多大な人的犠牲を払って占領地を広げていると指摘した。
新しく設けられた軍人墓地から戦死者の名前を確認したほか、公式情報や報道、SNS(交流サイト)などの情報も活用して集計。ロシアが占領するウクライナ東部ドネツク、ルガンスク両州の民兵は含んでおらず、加味すると数字はさらに膨らむとしている。
ロシア国防省は自国軍の戦死者数を22年9月に「5937人」と発表して以降、更新していない。一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は今年2月の記者会見で、ウクライナ軍兵士の死者が約3万1千人に上ったと明らかにしていた。(共同)
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