アメリカ海軍第7艦隊は、P8A哨戒機1機が17日、台湾海峡の上空で飛行したと発表し「アメリカは、国際法にのっとった作戦で、すべての国の航行の権利と自由を擁護する。哨戒機の台湾海峡での飛行は、自由で開かれたインド太平洋へのアメリカの関与を示すものだ」などとしています。

これに対し、中国軍の東部戦区の報道官は、「アメリカのP8A哨戒機が台湾海峡を飛行し大げさに騒ぎ立てた。部隊は厳戒態勢を常に保ち、国家の主権と安全、地域の平和と安定を断固として守る」として、反発しています。

台湾海峡では「航行の自由」を掲げるアメリカ軍のミサイル駆逐艦が先月も通過しており、中国軍が反発しています。

米中両国は16日夜、およそ1年5か月ぶりに国防相会談を行い、オースティン国防長官は、国際法で認められた「航行の自由」を強調するとともに台湾海峡の平和と安定の重要性にも言及しています。

これに対し、董軍国防相は「外部による支援は決して放任しない」と応じるなど、双方がけん制する状況が続いています。

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