ロシアのラブロフ外相㊨は中国の王毅共産党政治局員兼外相とBRICS外相会議の場で会談した(10日、ロシアのニジニ・ノブゴロド)=AP

ロシアのラブロフ外相は10日、中国の王毅(ワン・イー)共産党政治局員兼外相とモスクワ東部のニジニ・ノブゴロドで開催したBRICSの外相会議で会談した。ロシアと中国の連携を強調し、10月のBRICS首脳会議に向けた調整を進める方針を示した。

ロシア外務省によると、ラブロフ氏は王氏との会談の冒頭で「ロシアと中国はBRICSや上海協力機構(SCO)、20カ国・地域(G20)などの場で外交政策の協調を進めていく」と連携を強調した。BRICSとの協力に意欲的な同志の輪が広がっているとも述べた。

BRICS外相会議は11日までの2日間の日程で開かれ、10月にロシア・カザンで開催するBRICS首脳会議について調整する。

BRICSには今年からイラン、アラブ首長国連邦(UAE)などが加盟国に加わった。今年の議長国を務めるロシアはウクライナ侵略を巡って対立する米国など欧米諸国との対抗軸形成に向けて連携を強めようとしている。

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