国際原子力機関(IAEA)の理事会は5日、イランに対して、「専門的に信頼できる説明」を要求する決議を採択した=AP

【ウィーン=共同】国際原子力機関(IAEA)の理事会は5日、イランに対して、IAEAの一部査察官を拒否していることの見直しや、未申告の施設からウラン粒子が検知された問題に関して「専門的に信頼できる説明」を要求する決議を採択した。イラン外務省は6日、政治的で非建設的な行動だと非難する声明を発表した。

イランは60%に濃縮したウランを保有。60%は、核兵器級の90%に近づく重大な核合意違反に当たる。機能不全に陥っているイラン核合意の再建に向けた米国との間接協議が停滞する中、国際社会の懸念は強い。

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