イスラエル軍の空爆で犠牲になった人たちを悼む親族(6日、パレスチナ自治区ガザ中部)=AP

【エルサレム=共同】パレスチナ自治区ガザ当局は6日、多数の避難民が身を寄せるガザ中部ヌセイラトの学校をイスラエル軍が空爆し、27人が死亡、数十人が負傷したと発表した。犠牲者が増える恐れがある。

パレスチナ通信は死者の大半が女性や子どもだと伝えた。避難所への空爆に、イスラエルへの国際的な非難がさらに高まるのは必至だ。

軍は空爆を認め、現場の学校にはイスラム組織ハマスの拠点があったため、標的にしたと主張。「無関係の市民の犠牲を減らすために多くの措置を講じた」としている。

軍はガザ最南部ラファで地上作戦を展開する一方、ガザ中部でも攻勢を強めている。5日にはハマス戦闘員がいるほか、拠点も残っているとして、ヌセイラトや中部ブレイジで軍事作戦を続けると発表していた。

ガザ保健当局によると、昨年10月の戦闘開始後、ガザ側の死者は3万6586人に上る。

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