フランスの検察当局によりますと拘束されたのは、ウクライナとロシアの二重国籍を持つ26歳の男です。
この男は、今月3日、首都パリ近郊にあるホテルの一室で起きた爆発で、大やけどを負いました。
検証の結果、現場から爆発物の製造に必要な材料や道具が見つかったということで、当局は、男が爆発物を作ろうとしていたとしてテロを企てた疑いなどで拘束し捜査を開始したということです。
フランスの一部メディアは、この人物は、ウクライナ東部の出身で、捜査関係者の話として、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻で、ロシア側で戦っていたとみられると伝えています。
フランスでは、先月も、ロシア南部チェチェン出身の男がオリンピックの競技会場でのテロを企てた疑いで逮捕されていて、パリオリンピックの開幕が来月に迫る中、テロへの警戒が高まっています。
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