この訓練は5日に朝鮮半島上空で実施され、アメリカのB1爆撃機と米韓空軍の戦闘機が参加しました。

韓国国防省の発表によりますと、爆撃機が戦闘機とともに飛行し、精密誘導爆弾を投下する訓練を実施したということです。

B1爆撃機が朝鮮半島で精密誘導爆弾を投下する訓練は2017年以来、7年ぶりです。

北朝鮮は、B1爆撃機を強く警戒していて、韓国メディアは、グアムにあるアメリカ空軍の基地から飛び立った場合、大量の爆弾を搭載して2時間以内に朝鮮半島上空に展開できると伝えています。

韓国国防省は今回の訓練について「北の核・ミサイルによる脅威を抑止するための強固な防衛態勢を示した」と強調していて、北朝鮮による反発が予想されます。

韓国政府は、北朝鮮がごみや汚物をぶら下げた風船を韓国に飛ばしたことなどを受け、6年前に前の政権が南北の緊張緩和を目指すとして北朝鮮と結んだ軍事合意の効力停止を4日に決定したばかりで、北朝鮮の動向に米韓両軍が警戒を強めています。

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