インドネシアはおととし、首都を現在のジャカルタからおよそ2000キロ離れたカリマンタン島の東部に移転させることを決定し、「ヌサンタラ」と名づけた新首都の建設を進めています。
建設予定地では4日、ジョコ大統領も参加して民間企業のオフィスビルなどの着工を祝う式典が行われました。
この中でジョコ大統領は首都の移転に向けて取り組みを進めていると強調した上で「新首都への投資は将来への大きなチャンスだ」と述べ、国内外に向け改めて投資の拡大を呼びかけました。
インドネシア政府によりますと、新首都の総工費は日本円にしておよそ5兆1700億円で、このうち8割を国内外からの投資などでまかなう計画です。
政府は、新しい首都の建設を5つの段階に分けて進める計画で現地では第1段階にあたる大統領宮殿などの建設が中心部で進められていて、ことし8月には独立記念日の式典を新たな大統領宮殿で行うことを目指しています。
インドネシア政府は2045年までに首都移転を完了したいとしていて、今後どれだけ投資を呼び込むことができるのかが課題となっています。
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