ロシアのプーチン大統領は去年9月、ロシア極東で北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記と首脳会談を行いました。

その際、キム総書記から北朝鮮への訪問を招待されました。

これについてロシア外務省でアジア太平洋地域を担当するルデンコ外務次官は30日、記者団からプーチン大統領の北朝鮮とベトナムへの訪問の準備について質問されたのに対し「進展している」と述べました。

また、ロシア大統領府のペスコフ報道官も30日、北朝鮮やベトナムの訪問について「訪問は準備中であり、適切な時に発表する」と述べました。

具体的な日程などは明らかにしていませんが、プーチン大統領が北朝鮮を訪問すれば2000年7月以来24年ぶりとなります。

ロシアはウクライナへの軍事侵攻が長期化する中、北朝鮮との軍事的な協力を拡大し、北朝鮮から砲弾などを調達しているとされています。

一方、北朝鮮も5月27日に軍事偵察衛星の打ち上げに失敗する中、ロシアから軍事や宇宙分野などの技術支援も受けたい思惑があるとみられ、プーチン大統領の北朝鮮訪問によって両国は一段と関係強化をはかるねらいがありそうです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。