【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(5月25日の動き)

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ハルキウで大型商業施設などへの攻撃 少なくとも4人が死亡

ロシア軍が攻勢を強めるウクライナ東部ハルキウで大型の商業施設などが攻撃を受け、少なくとも4人が死亡し、多くのけが人がでています。ゼレンスキー大統領はロシア軍の攻撃を防ぐために欧米諸国にさらなる支援の必要性を訴えました。

ウクライナ東部ハルキウ州州知事は25日、州都ハルキウで市内の大型の商業施設がロシア軍の攻撃を受け少なくとも4人が死亡、38人がけがをしたほか、住宅街にも攻撃があり14人がけがをしたと、SNSで明らかにしました。


現地の映像では、攻撃を受けた商業施設から激しく黒い煙があがり、消火活動が行われている様子が確認できます。

ゼレンスキー大統領はSNSで「ハルキウへの攻撃はロシアの狂気のあらわれだ」と非難したうえで「ウクライナは十分な防空システムが必要であり、可能なかぎり、最も効果的な方法で国民の命を守るためには、真の決断が必要だ」と述べ、欧米諸国にさらなる支援の必要性を訴えました。

プーチン大統領 “最新ハイテク兵器や装備品 増やすこと重要”

一方、ロシアのプーチン大統領は25日、モスクワ郊外で軍需産業の代表と会談し、「ロシア軍に最新のハイテク兵器や装備品の提供を増やしていくことが重要だ。無人機や電子戦の兵器などだ」と述べ、最新兵器の増産を促しました。

そのうえで「軍のために効率的な経済を構築することが重要だ。常に敵より先を行くことが必要であり、そうすれば勝利は保証される」と強調しました。

プーチン大統領は今月、無人機開発などにも取り組んだ経済の専門家のベロウソフ氏を新たな国防相に任命していて、ウクライナへの侵攻の長期化に備え国防費を効率化し体制を整えるねらいがあるとみられています。

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