2014年の4月16日、韓国西部のインチョン(仁川)を出発しチェジュ(済州)島に向かっていた旅客船セウォル号が韓国南部の沖合で沈没し、修学旅行中だった高校生を含む299人が犠牲になり、5人の行方がわかっていません。

事故から10年となる16日、午前中に遺族たちが現場の海域で追悼するほか、午後からは引き揚げられて近くの港に保管されているセウォル号の前などで式典が行われる予定です。

この事故では、船に規定を超える貨物や車両が載せられたうえ、十分に固定されていなかったため船が旋回したのをきっかけに、荷崩れを起こして船体がバランスを失ったとみられています。

一方で、詳しい原因については、これまで3回、設置された調査委員会の報告書でも明確には示されていません。

このため遺族たちからは、改めて原因の究明を求める声が上がっていて、16日の追悼行事などでもこうした訴えが続くことになりそうです。

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