リー・シェンロン首相

シンガポールのリー・シェンロン首相は15日、SNSで、来月15日に退任し、後任の首相には現在、副首相を務めるローレンス・ウォン氏が就任すると明らかにしました。

そのうえでリー首相は、国民に向けて「ローレンスと彼のチームを全面的に支援し、彼らとともにシンガポールの明るい未来をつくってほしい」と呼びかけました。

またローレンス・ウォン氏も動画を公開し「謙虚さと強い義務感を持ってこの責任を引き受けます。この仕事に全力を尽くすことを誓います」と述べました。

シンガポールの初代首相、リー・クアンユー氏の長男である72歳のリー・シェンロン首相は、2004年に3代目の首相に就任し、およそ20年にわたってアジア有数の経済大国を率いてきました。

一方、後任のウォン氏は、官僚出身の51歳で、早くから次世代のリーダーの1人とみられてきただけに、政権運営の行方が注目されます。

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