中国南部の広東省広州で15日から始まった「広州交易会」は、中国で最大規模の国際見本市で、およそ2万9000の企業が参加しています。

会場には、電化製品や機械などさまざまな製品が出展されていて、東南アジアや中東などから訪れたバイヤーらが、企業の担当者と商談する様子が見られました。

中国では、不動産市場の低迷の長期化などを背景に国内の需要が停滞していて、企業の収益環境は厳しさを増しています。

国内外で薄型テレビを販売する企業の担当者は「経済環境もよくないので国内でのテレビの売り上げは落ち込んできている」と話し、外国への展開を強化していると強調していました。

中国では、内需の停滞に加え、先月の輸出額が去年の同じ月と比べて7.5%減少していて、こうした見本市を通じて、輸出の拡大につながるか注目されます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。