「国際賢人会議」は、岸田総理大臣が提唱し、核兵器保有国と非保有国が立場を超えて、核兵器のない世界の実現に向けて意見を交わすもので、これまでに広島市や長崎市などで開催されました。

4回目となる会合は、21日から2日間、横浜市で開かれ、オンラインも含めて日本やアメリカ、ロシア、それに中国などの有識者ら15人が参加しました。

上川外務大臣は、英語でのビデオメッセージを寄せ「ロシアによるウクライナ侵略などで分断や対立が深まり、核軍縮をめぐる情勢は厳しいものとなっている。私たちは核軍縮・不拡散の礎石であるNPT=核拡散防止条約の体制の重要性を強く訴えていかなければならない」と述べました。

会合では、▽AIやサイバーなどの新興技術が核軍縮に及ぼす影響や、▽核兵器保有国や非保有国の果たすべき責任などについて意見を交わすことにしています。

そして、有識者らは、22日の会合が終わったあと、岸田総理大臣に議論の内容を報告することにしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。