中国の国家統計局が17日に発表した4月の新築の住宅価格指数は、主要な70都市のうち64都市で前の月から下落しました。

下落した都市は前の月から7都市増え、その比率は主要都市のおよそ91%に上っています。

一方、上昇したのは6都市にとどまりました。

都市別に見ますと、大都市では
▽上海は0.3%上昇した一方
▽広州は1.3%
▽深※センは1%
▽北京は0.7%
それぞれ下落しました。

また、規模の小さい地方の都市も平均で0.6%下がっていて、不動産価格の低迷が一段と深刻になっています。

中国政府は、不動産事業に対する金融支援を強化しているほか、中国人民銀行が、住宅ローンなどの長期の貸し出しの目安となる金利を引き下げるなどの対策を打ち出していますが、不動産市場の改善にはつながっていないことが浮き彫りになった形で、政府がさらなる対策を打ち出すかどうかが注目されます。

※センは「土へん」に「川」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。