ロシア連邦捜査委員会は14日、ロシア国防省のユーリ・クズネツォフ人事局長を収賄の疑いで逮捕したと発表した。インタファクス通信などが伝えた。国防省では4月にも次官が収賄で逮捕されている。さらにプーチン大統領は国防相に文民を登用する人事を決めたばかりで、体制刷新を急いでいる可能性がある。

 委員会によると、クズネツォフ氏の自宅などから1億ルーブル(1億7千万円)相当を超える外貨や金貨などを発見した。参謀本部に在籍していた2021年~23年、商業組織に便宜を図るため賄賂を受け取った疑いがあるという。

 プーチン氏は、ショイグ国防相を文民のベロウソフ氏に交代させることを決めている。ウクライナ侵攻の長期化を見据えた改革の一環とみられている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。