ロシア大統領府は14日、プーチン大統領の側近であるニコライ・パトルシェフ氏を大統領補佐官に任命したと発表した。通算5期目に入ったプーチン政権で今後も一定の影響力を保つとみられる。
パトルシェフ氏は旧ソ連国家保安委員会(KGB)の出身で、プーチン氏に最も近い一人として知られる。ソ連崩壊後の1990年代後半にはプーチン氏の側近として起用され、その後はプーチン氏の後任として連邦保安局(FSB)の長官も務めた。
パトルシェフ氏は2008年から安保関連の最高政策立案機関である安全保障会議の書記を務めていた。通算5期目に入ったプーチン氏の閣僚人事で国防相だったショイグ氏が安全保障会議書記に任命され、パトルシェフ氏の今後の役職が関心を集めていた。
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