中国外務省は14日、ロシアのプーチン大統領が16、17の両日に中国を訪れると発表した。習近平(シーチンピン)国家主席らと会談し、長期化するウクライナ侵攻や米欧による経済制裁をめぐり議論するとみられる。

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 同省の汪文斌副報道局長が定例会見で明らかにした。ロシア大統領府も14日、プーチン氏が習氏の招きで訪中すると正式に発表。通算5期目の初外遊で、昨年10月に続く訪問となり、中国重視の姿勢を示した形だ。

 ロシアはウクライナ侵攻後、米欧の厳しい制裁により、中国経済への依存が強まっている。一方、侵攻が長期化する中、ウクライナを支える米国は中国側に制裁をちらつかせ、ロシアとの取引を停止するよう圧力をかけており、こうした状況について議論するとみられる。(北京=畑宗太郎)

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