長期在留資格を取得するため偽装結婚したとして、警視庁はフィリピン国籍の飲食店店長の女(37)=名古屋市=と無職の男(34)=福岡県苅田町=を電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕し、14日に発表した。2人は容疑を認めているという。

うその婚姻届を提出か

 荻窪署によると、2人は共謀して2019年6月7日、名古屋市中川区役所に虚偽の婚姻届を提出した疑いがある。2人は18年末、共通のブローカーを通じて知り合ったという。

 女は短期滞在の在留資格で来日し、特定活動に切り替えて滞在。男と結婚後、日本人配偶者としての在留資格を取得した。男は女から毎月報酬を得ていたという。

 警視庁に情報提供があり、発覚した。他に関与した人物がいるとみて調べている。(福冨旅史)

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