イスラエルのネタニヤフ首相は13日、エルサレムで演説し、昨年10月に同国を越境攻撃したイスラム組織ハマスについて「攻撃を行った者に対し、最後の一人になるまで復讐(ふくしゅう)を果たす」と述べ、パレスチナ自治区ガザ地区での軍事作戦継続の意思を強調した。
ネタニヤフ氏はこの日、イスラエル国内外でテロの犠牲になった人々を追悼する式典で演説。「我々はハマスのテロ体制を崩壊させるまで止まらない。彼らの両腕を切り落とし、二度とイスラエルに刃向かえないようにする」と主張した。
また、サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は同日、ホワイトハウスで記者会見し、イスラエルの作戦は「ジェノサイド(集団殺害)ではない」との認識を改めて示した。
一方でサリバン氏は、民間人の保護について「イスラエルはもっと出来ることがあるし、やらなければならない」と指摘。大規模作戦を実行せずにハマスを打倒する方法について、近くイスラエル側の高官と対面で協議する考えも示した。(テヘラン=佐藤達弥、ワシントン=下司佳代子)
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