ニューヨークのコロンビア大学の「ドナルド・キーン・センター」は、30年以上前からさまざまな日本の文化を紹介するイベントを開いていて、これまで著名な作家や芸術家が招かれてきました。

今回初めて日本のお笑い文化がテーマに取り上げられ、3年前からニューヨークを拠点に活動しているタレントの渡辺直美さんが英語で講演しました。

高校生の制服をイメージした衣装で登場した渡辺さんは、日本の笑いとアメリカで感じた笑いの違いをユーモアを交えて紹介し、会場を沸かせました。

質疑応答で、ニューヨークで日本文化を広めるにはどうしたらよいかと聞かれた渡辺さんが「スケボーに乗った人に盆踊りをしてもらえば、すぐにカメラマンが飛んできます」と答えると、会場は笑いに包まれていました。

講演を終えた渡辺さんは「こんな名門大学で真剣な話もしながら、おもしろおかしく話すのは、とても難しかったです。これからも英語で話を組み立てる技を磨きたい」と話していました。

イベントを企画したハルオ・シラネ教授は、笑いを取り入れたのは新しい試みだとして、硬軟織り交ぜながら学生たちをひきつけた渡辺さんの話術を高く評価していました。

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