韓国で総選挙(定数300、任期4年)の投票が10日午前6時から始まった。尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の支持率が低迷する中、少数与党の「国民の力」が議席を増やせるか注目される。最大野党「共に民主党」を中心とする勢力が躍進した場合、尹政権の求心力が急速に低下する可能性が指摘され、関係改善が進む日韓外交にも悪影響が出かねない。

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 投票は同日午後6時までで、即日開票される。首都圏や南東部の釜山などで接戦区が多く、大勢が判明するのは深夜になる見通し。

 6日まで2日間あった事前投票では過去最高の31%以上が票を投じた。全体の投票率がどれぐらいまで上がるか、また、政治志向が分かれるとされる20代の男女が、どんな投票動向をみせるかも勝敗を左右するとみられている。

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