【ロサンゼルス=共同】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手(29)の口座から不正送金したとして銀行詐欺容疑で訴追された元通訳、水原一平容疑者(39)が12日、ロサンゼルスの連邦地裁に出廷した。地裁は保釈保証金を2万5千ドル(約380万円)に設定し、水原容疑者は保釈された。出廷に先立ち水原容疑者は捜査当局に出頭し、身柄を一時拘束された。
違法賭博への関与が報じられてから、水原容疑者が公の場に姿を現すのは初めて。
地裁は保釈の条件として、大谷選手や賭博の胴元との接触禁止などを設定した。
連邦地検によると、水原容疑者は2021年11月〜24年1月、違法賭博の借金返済のため、大谷選手の口座から胴元側に1600万ドル(約24億5千万円)以上を不正に送金した疑いが持たれている。大谷選手は被害者で、関知していたことを示す証拠はないとしている。
水原容疑者は違法賭博問題を受けて3月に球団を解雇された。
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