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「あんスタ！！」アイドルユニット7組が多彩な魅力でファンを魅了。新旧交えたセトリ＆新衣装に熱狂した「スタライ9th」レポート
2024/12/23 08:00
ライター：玉尾たまお
Happy Elementsの
「あんさんぶるスターズ！！」 に登場するアイドルたちによるバーチャルライブ
「あんさんぶるスターズ！！DREAM LIVE -9th Tour “Trapezium #Orion”-」 が，幕張と大阪で開催された。
今回のツアーは千葉／幕張メッセ国際展示場にて2024年11月22日から24日まで，大阪／インテックス大阪にて12月20日から22日まで開催され，多くの「あんスタ」ファンが詰めかける大熱狂のライブとなった。
さまざまなユニットの組み合わせで行われてきた“スタライ”こと「あんさんぶるスターズ！！ DREAM LIVE」。9回目となる本ツアーは，今年5月に行われた8thツアー（「あんさんぶるスターズ！！DREAM LIVE -8th Tour “Praesepe #Cancer”-」）と対になるような形で，8thに出演していないユニット7組が勢揃いした。前回は声出しが解禁となり大いに盛り上がったが，今回もまた，それに負けない大歓声が沸き起こっていた。
ライブ全体の構成は8th同様，前半戦は各ユニットが2曲ずつ披露する形となった。もちろん，“スタライ”ではすっかりおなじみとなった生バンドも登場，楽曲を力強く，美しく彩る。
最初に登場した
「流星隊」 は，
「Colors Arise」 と
「夢ノ咲流星隊歌」 を熱唱。「正義の味方ここにあり！」とばかりの出で立ちに，観客も大きな掛け声を出す。初っぱなから，「さすがは『流星隊』！」と言いたくなるようなお祭り騒ぎだ。
「流星隊」メンバーの“海”というキーワードに応えて披露した
「Switch」 の
「Romancing Cruise」 ，次の
「オモイノカケラ」 は，水面と泡のきわめきや光のコントラストが美しい。思わずうっとりとしてしまうようなひとときだった。
次の
「fine」 の
「Ghostic Treat House」 は，彼らにしては少しダークな雰囲気に驚かされる。かと思えば，爽やかな青空いっぱいに広がる
「Miracle Dream Traveler」 を聞かせ，どんな楽曲もこなしてみせる「fine」の高い実力を感じさせられた。
「2wink」 の
「Turbulent Storm」 ，そして
「Fighting Dreamer」 もまた，彼らのポテンシャルを感じさせるに十分な曲たちだった。双子ならではのシンクロだけに留まらず，高い技術と持ち前の愛嬌で客席を大いに沸かせ，観客を笑顔にしてみせた。
続いて登場した
「Valkyrie」 は，2023年夏から順次リリースされている「アルバムCDシリーズ『TRIP』」の新衣装だ。
「祝福のLibrary」 ，そして
「Last Lament」 ……。遠くからでも素材が伝わるような真紅の布のひらめきも美しく，ため息が出てしまった。
「Knights」 は，
「Coruscate Breeze」 と
「Little Romance」 を披露。紙飛行機や絵本のイメージなど，5人だからこそできるラブリーかつファンタジックなパフォーマンスに，客席から歓声が上がる。姫を守る騎士たちの爽やかな一面に癒やされる2曲だ。
前半ラストを締めくくったのは
「Eden」 。グリーンの新衣装で
「KEEP OUT」 と
「楽園追放 -Faith Conquest-」 を投下，まさに“圧巻”としか言えない存在感を示す。どのユニットにも言えることだが，さらに一回りも二回りも成長しているように感じられたのは，きっと気のせいではないだろう。
オンライン通話風のグループトークを経て，ステージに守沢千秋（流星隊），葵ひなた（2wink），春川 宙（Switch）の3人が登場。クセの強い千秋の「パゥア（パワー）」がひなたと宙にも伝染し，会場が笑いの渦に包まれた（本記事では，幕張公演の全日程のMC写真を掲載する）。
幕張1日目，2日目の模様はこちら！
1日目／ つむぎ，翠，忍，ゆうた
2日目／夏目，鉄虎，奏汰
ここからはライブ折り返し。まずは
「2wink」 が華やかな新衣装で登場，
「トゥウィンクル空中戦」 のコールで客席のボルテージを一気に引き上げ，
「2winkle Star Beat☆」 で2人にしかできない息の合ったパフォーマンスで魅了した。
次の
「Switch」 は新衣装で，
「Seven Days “Prismagic”」 と
「Temptation Magic」 をパフォーマンス。美しいハーモニーと，文字通り魔法のような輝きの3人の存在感に，思わず目頭が熱くなった。
「流星隊」 は，お祭りはまだまだ終わらない！ とばかりに
「流星花火」 を熱唱，観客も「ワッショイ！」と全力でコールする。そして，突き抜けるような明るさを持つ彼らの締めは
「NEW DAYBREAK」 。こみ上げる感動に，大きな拍手が起こった。
後半のトークコーナーその1には，
「fine」 から日々樹 渉と姫宮桃李が登場した。渉は独特の動きで笑わせつつ，桃李に手を差し伸べる一幕も。それを軽くあしらう桃李のキュートさに，客席から歓声が上がった。
幕張1日目，2日目の模様はこちら！
1日目／英智，宗
2日目／みか，弓弦
再び登場した
「Valkyrie」 は，
「迷宮電子回廊」 と
「今宵月の館にて」 で高貴かつ彼らにしか作れない世界観で空気を塗り替える。いつか単独コンサートを見てみたい……！ と思わせる完成度の高さに舌を巻いた。
揺れるリボンが印象的な新衣装の
「fine」 は，
「Angelic Grace」 で天使のごとく美しいまばゆさで圧倒する。次に披露した
「終わらないシンフォニア」 は，世界の果てまで広がっていくような壮大なメロディで，観客に祝福を与えてくれた。
ラストのトークコーナーは，
「Eden」 から乱 凪砂と巴 日和，
「Knights」 から鳴上 嵐が登場した。ふわふわとした癒やしのトークにほのぼのとしたかと思いきや，不意打ちの嵐の投げキスにノックダウンされた人は少なくないだろう（筆者も……）。
幕張1日目，2日目の模様はこちら！
1日目／茨，凛月，レオ
2日目／ジュン，司，泉
ほのぼのトークから一転，
「Eden」 が再び貫禄を見せつける。
「Absolute Perfection」 ，そして
「Dance in the Apocalypse」 は会場全体が音と光の大洪水といった様相になり，観客の熱狂はこれ以上ないのではと思えるほど。見終わって息切れしてしまうくらいのパフォーマンスだった。
本編ラストに登場したのは
「Knights」 。腰のベルトが印象的な新衣装に身を包み，スタイリッシュな
「Wonderful Happiness」 を披露する。そして締めくくりには，信念と誓いを歌う
「Article of Faith」 。彼らがライブのラストにこの曲を選んだ意味を思い，自然と涙が込み上げた。
アンコールは，ツアーTシャツに着替えた出演アイドル全員での歌唱による
「BRAND NEW STARS!!」 だ。このときばかりは「目が足りない!!」と叫んでしまう見どころだらけの楽曲を終えると，ユニットリーダーたちによるおなじみの“アレ”（投げキス）で締めくくられた。
以上でライブが終わり……と思いきや，天祥院英智の発案で，「9回目の“アレ”は観客のみんなから」ということになり，盛大な愛の交換をもって，ライブの幕が下りた。
【会場／日時】 【出演】
（C）2021 Happy Elements K.K／スタライプロジェクト
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