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「Deadlock」は，Valveが長らく秘密のうちに開発を進めてきた新作だが，最近はあまり秘密でもなかった。ゲームメディアのThe Vergeが8月13日に掲載した記事によれば，その段階で2000件を超える招待状がSteam経由でプレイヤーに送信されており，Steamの情報を収集する非公式のデータベースSteamDBでは，秘密であるはずの本作の同時接続プレイヤー数が表示されていた。
招待状が届いた数万人のプレイヤーは，いかなる種類のNDAにも同意や署名を求められていないが，ゲーム情報を誰とも共有しないように求めるポップアップが出る。そのためか，ネットを検索すると真偽不明の情報や映像が数多くヒットするが，そのことでオンラインマッチメイクを禁止される可能性があるという。
また，招待を受けたプレイヤーは，さらにフレンドを招待することもできるが，そのことでもオンラインマッチメイクを禁止されるかもしれないとのこと。この，なかなか行き当たりばったり的な対応の理由についてGamesIndustry.bizは，Valveがリリースに向けた戦略の詳細を，その場で作っているからではないかと想像している。
もっとも，この戦略は悪いものではなく，「Deadlock」が大きな注目を集めたのは間違いない。直前にオープンβを実施する従来のスタイルにはテスト当日のサーバークラッシュが付きものだが，それを避けるためのスマートな手法かもしれないとGamesIndustry.bizは述べる。
いずれにせよ，Steamのストアページがオープンしたことで「公然の秘密」の段階は終了したわけだ。果たしてどのようなゲームになるのか，続報をお楽しみに。
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