そんな本作だが，何を特徴とするゲームで，リリースに向けてどう動いていくのか。ドイツのケルンにて開催中のgamescom 2024のビジネスエリア内Level Infiniteブースにて，Digital Extremes CEOのSteve Sinclair氏に話を聞いてきた。
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三人称視点でキャラクターの成長要素があり，そしてプレイヤーを作品世界へと誘う物語がある。それらの共通点やゲームの仕組み，精神性でWarframeとSoulframeは姉妹作品と呼ばれるゲームだが，プレイヤーに与える体験は新しいものになるという。
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WarframeはSFでSoulframeはファンタジーと，世界観が全く異なるというのはもちろんあるが，Warframeが終末的な世界でスピード感と熱狂を生むアクションだとするなら，Soulframeは落ち着いた雰囲気でじっくりとスローな展開で戦うゲームとなる。
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カバーアクションなしで素早く動き回って戦うWarframeに比べ，相手の動きを見て考えて戦うスニーキングもありなSoulframeのバトルで，一見いわゆるソウルライクや死にゲーと呼ばれる“覚えて戦う”ものに見える。
しかし実際は（「私たちもそういったゲームは好きだ」と説明しつつ）ハードコアなアクションではなく，広いプレイヤー層が遊びやすく剣と魔法での戦いを楽しめるような難度を目指して作られているということだった。
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ストーリー性も本作の大きな特徴の一つだ。
サービス開始当初にはなかったストーリーのあるクエストを追加したことでWarframeが進化した経験から，ストーリーがプレイヤーにとって非常に重要であることを学んだという同社は，Soulframeではゲーム開始時点からストーリー性を重視したゲーム作りを行っているという。
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具体的な例としては，冒頭の物語の流れで母親の髪型や色，肌，目などのいくつかを選択できるキャラクタークリエイト，「Ghost of Tsushima」の風のような雰囲気で鳥が目的地へと導いてくれるクエストの行き先の伝え方などがある。
また，先祖たちの力を解き放つことでできることが増えるクラフトやキャラクターの見た目の変更など，ストーリーとともにゲーム世界への没入感も重要なものとして考えられているそうだ。
戦利品を集めて，経験を積んで，より強くなって，先祖の力を解き放つ。こうして物語を追いながらプレイヤー自身がロールプレイすることが基本的なゲームの楽しみ方になるようだ。
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本作の舞台についてもう少し詳しく聞いてみると，舞台となるゲームの世界はとある侵略者によって汚染されており，古代の動物たちが邪悪な存在になってしまっている。それを健全な姿に戻すというのが，主人公の冒険の理由の一つだ。
ボスとして登場するのは邪悪な存在となった古代の動物たちで，それはスタジオジブリのアニメーション映画「もののけ姫」に登場するタタリ神がそのイメージ元にあるとのこと。
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Warframeでは，タイトル名からイメージできるとおり強化外骨格のカスタマイズを行ったが，本作の主人公は自身の呪われた腕で敵と戦う。本作では腕の見た目の変化が，プレイヤーの能力やクラスを表現するものになるという。
ちなみに呪われた腕というあたりも「もののけ姫」のアシタカが頭に浮かぶ（「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」のリンクっぽさも感じる）が，いろいろなところでスタジオジブリの宮崎 駿作品の影響を受けているとのこと。
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このように世界観や物語性を重視した，まるでシングルプレイのRPGのような印象も受ける本作だが，それを追わなければならないわけではない。クエストを進めず，ただサインインして好きにダンジョンを探索したり，クラフトしたり，仲間と集って楽しんだりといったMMOのCo-opプレイで世界を共有する楽しみ方ができることもまた本作が目指しているもので，それは高いレベルで実現に向かっているそうだ。
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現在トレイラーなどで披露されているものは“プレ・プレ・プレα（アルファ）”くらいの段階で，2024年秋にはPC向けのオンラインテストとなる本作の序曲「Prelude」（プレリュード）が配信される予定だ。
また2024年冬にはコンシューマ版の展開も予定しており，日本語でも2024年冬までには楽しめるよう対応が進んでいるとのこと。
Warframeの精神を引き継ぎ，さまざまな作品からの影響も受けながら独特の世界観とゲーム性を構築したSoulframe。Warframeを知る人はもちろん，ゲームに新たな体験を求めている人は本作をチェックしておくのもいいだろう。
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