韓国のインディーゲームイベント「Busan Indie Connect Festival 2024」に出展されていたタイトルの中から,Barcodeが開発するPC/スマートフォン向けパズルゲーム「Blend_IT」を紹介しよう。言語依存度が低かったので,韓国語が分からなくても問題なくプレイできた。
 
ステージ1
 
 本作は,全州大学の4年生が3人チームで開発したタイトルだ。学校の授業でゲームを制作したことはあるが,きちんとリリースするのは初めてとのこと。
 
 ゲームを始めると,画面右上に目標となる図形が提示される。
 
 画面下のピースを画面中央の正方形にドラッグ&ドロップすると,画面中央の正方形がピースと同じように塗り分けられる。また,各ピースは問題ごとに使える枚数が指定されている。
 
 そして,ピースの上にピースを重ねたとき,本作の本領が発揮される。実は黒い部分は数字の「0」,白い部分は数字の「1」と対応しており,「×」「+」「-」から演算子を指定して,四則演算が行われる。もし演算子が「×」になっていた場合,白の上に白を重ねた場合は「1×1」であり,答えは1(白),白の上に黒を重ねた場合は「1×0」であり,答えは0(黒)といった具合だ。
 
 ピースは90度ずつ回転させることや,黒と白を反転させられ,プレイヤーのとれる選択肢は思った以上に幅広い
 
スタート時

1つ目のピースをドラッグ&ドロップ 2つ目のピースを回転
2つ目のピースをドラッグ&ドロップ 3つ目のピースをドラッグ&ドロップ。クリア!

 ステージは全部で100種類用意されており,後半にいくほど難しくなっている。このほか,AIが自動で問題を生成するインフィニティモードも搭載しているそうだ。
 
 また,序盤は演算子が「×」に固定されているが,後半は「+」や「-」も含めた中から,正解の演算子を選ばなければならない。試しに最終ステージを覗いてみたところ,どうやってクリアするのか検討もつかなかった。
 
ステージ100
 
 開発中の苦労としては,本作のお手本となるようなゲームがなかったので,自分たちで一からレベルデザインをしなければならなかったことが挙げられた。
 
 その甲斐があってか,ステージを最初から進めていくと,ゲームに段々と慣れるようになっていた。
 
 なお,現在はスマートフォン版のデバッグに苦戦しているとのこと。リリースされたらぜひ高難度のパズルに挑戦してみたい。
 

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