ごきげんよう。タレントとして活動しております。結です。

 年間100本のインディーゲームをプレイしている私ですが,今年はとくに面白いゲームが多く,秋頃には100本に到達しそうです。今週はミステリーノベルゲーム「神無迷路」をクリアし,アップデートでローカル協力プレイが楽しめるようになった「Cult of the Lamb」(PC / PS5 / Xbox Series X|S / Switch / PS4 / Xbox One)や推理ADV「Kill The Clock」の体験版をプレイしております。

 さて今回は,そんな私が注目している発売前のインディーゲームのなかから,「都市伝説解体センター」(PC / Nintendo Switch / iOS / Android)と「少年期の終り」をご紹介したいと思います。



都市伝説解体センター


 私の大大大好物ミステリーアドベンチャーですね。「和階堂真の事件簿」でおなじみ墓場文庫さんの新作です。まずPVを見て驚いたのが,サイケデリックで妖しい色彩のピクセルアートがアニメーションのように細かく動くこと。見ているだけでどこか不安になるようなこの妖しさはピクセルアートならではのものでしょう。そして「都市伝説解体センター」というタイトルセンスに一瞬で心を奪われました。

 本作の主人公は,普通は見えない奇妙なものが見えてしまう体質を持つ福来あざみ。そんな彼女が都市伝説解体センターで新人バイトとして働くこととなり,怪異にまつわる依頼を解決していく物語が描かれます。でかでかと描かれた「特定」という文字を見て「あっこのゲームはきっと普通じゃないな……」という期待と興奮が高まりました


 発売前なのでなんともいえませんが,本作の「都市伝説」や「SNS」という要素は昨今のモキュメンタリー・ホラーブーム(「変な家」「イシナガキクエを探しています」「行方不明展」など……)にも通ずるものがありそうだなぁなんて。「いま発売が楽しみなゲームは?」と言われたらこのゲームを挙げています。




少年期の終り


 本作の舞台は,人類が“人間スコア”で管理される世界。主人公のジョバンニは人類で最も低い人間スコアに定められており,日々の食事,授業など全ての活動で区別をつけられ,学校でもネットでもイジメられるという苦しい状況に置かれています。そもそもこの“人間スコア”って,一体何を基準に定められているのでしょうね。

 そんな主人公ジョバンニが学校で最も高い人間スコアをもつカンパネルラに誘われ,銀河鉄道の旅に出て……という物語が描かれるジュブナイルSFホラーアドベンチャーです。車内で少年ふたりが向かい合う光景など,直接的に「銀河鉄道の夜」をモチーフにしているのが気になるところです。「銀河鉄道999」「輪るピングドラム」が大好きなもので,銀河鉄道モチーフにはついつい惹かれてしまいますね。


 本作は「RPGツクール」で制作されているのですが,伝統的なツクール系ホラーにSF要素が入っている点が新鮮です。2か月ごとに最新話が更新される連載形式での展開というのも面白そう。

 ほかにも「Million Depth」や「電気街の喫茶店」などなど……気になるインディーゲームを挙げたらキリがないのですが,今回はこの辺で! ではでは!



■■結(女優・タレント)■■
女優・タレントとして活動中。国内映画祭にて主演女優賞を多数受賞。幼少期からのゲーム好きが高じ,数多くのゲーム番組でMCを務め,イトキチ(糸吉)の愛称で親しまれている。

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