九州電力子会社で送配電事業を担う九州電力送配電(福岡市)は九州7県の停電情報を知らせるスマートフォンアプリの提供を始めた。あらかじめ地域や地点を登録しておくと、停電が起きたり復旧が決まったりしたときにプッシュ通知で伝える。地図でも確認できる。停電時に問い合わせられるチャット機能も搭載した。

アプリ名は「九州停電情報提供アプリ」で、利用は無料。停電が多発する夏の台風シーズンを前に利用を促したい考えだ。初年度で10万ダウンロードを目指す。

停電が多発する夏の台風シーズンを前に利用を広げたい考えだ(アプリの画面イメージ)

通知を受け取れる対象は最大5件まで登録できる。県や市区町村、郵便番号のほか、供給契約ごとに割り振る「供給地点特定番号」からも選べる。自宅に加えて実家や職場の状況も把握したいといったニーズに応える。プッシュ通知を止める時間も設定できる。

停電情報はホームページや電話、対話アプリ「LINE」などでも提供している。今回のアプリ提供の開始を機に、6万件の登録があるメール配信サービスは終了する方針だ。

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