東芝テックは8日、2024年3月期の連結最終損益が65億円の赤字(前の期は137億円の赤字)になったと発表した。従来予想はゼロで、最終赤字は2期連続。国内外でのPOS(販売時点情報管理)システムの大型案件が25年3月期にずれこんだ。税負担が増加したことも響いた。
営業利益は前の期比横ばいの160億円(従来予想は180億円)、経常利益は同16%減の110億円(同150億円)だった。円安の進行による為替差損が発生した。
事業別ではPOSなどリテールソリューション事業の営業利益が73%減の25億円と、従来予想を40億円引き下げた。複合機などのワークプレイス事業は20億円引き上げ96%増の135億円となったが補えなかった。
売上高は前の期比7%増の5450億円、期末の配当は年45円と従来予想を据え置いた。
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