大手商社5社の2024年3月期連結決算が8日出そろい、純利益は伊藤忠商事を除く4社が減益となった。製鉄用原料炭など資源価格の下落が響いた。三井物産は円安や資産売却により唯一、1兆円台を維持し、00年3月期以来24年ぶりに首位に立った。  伊藤忠の純利益は前期比0・2%増の8017億円。繊維や食料分野が強く、資源価格の影響は小さかった。  減益4社のうち、住友商事の下落幅が最大で、31・7%減の3863億円。三菱商事は18・4%減の9640億円。丸紅は13・2%減の4714億円。三井物産は5・9%減の1兆636億円だった。  25年3月期は伊藤忠、丸紅、住商の3社が増益を見込む。


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