KDDIとソフトバンクは5G整備で協業を拡大する

KDDIとソフトバンクは8日、高速通信規格「5G」基地局の整備について協業拡大に向けた検討を開始したと発表した。両社は2020年から地方で土地やアンテナといった基地局の資産を相互利用しており、これを全国に拡大する。2020〜30年度までの累計で1社あたり10万局の基地局を構築し、それぞれ1200億円の設備投資コスト削減を計画する。

KDDIとソフトバンクは20年に5G基地局の工事設計や施工管理を手掛ける折半出資の新会社「5G JAPAN」(東京・港)を設立し、地方での5G環境を整備してきた。今後は都心部も含む全国で協業を進めていく。これまでは5Gのみを対象としていたが、4Gの基地局も相互利用する。

基地局建設における工法の共通化や、部材の共同調達についても検討する。24年度に技術検討を開始し、26年度から本格的な協業拡大をめざす。

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