輸入EVではVWの「ID.4」などが好調だった

日本自動車輸入組合(JAIA)が8日発表した4月の輸入車販売台数(日本メーカー車除く)は、前年同月に比べ11%減の1万4215台だった。マイナスとなるのは4カ月連続。イエメンの親イラン武装組織フーシ派による紅海での商船攻撃などの影響が響いた。電気自動車(EV)は7%増の1166台で輸入車全体の8%を占めた。

輸入車全体の販売台数をブランド別にみると、独メルセデス・ベンツが10%減の3212台で首位だった。2位は同BMWで1811台(29%減)、3位は同フォルクスワーゲン(VW)で1689台(14%増)となった。

価格帯別では1000万円以上が前年比1%減の2664台、400万円以上1000万円未満が同10%減の8039台、400万円未満は16%減の2874台だった。

EVのみでは販売台数が2カ月連続で伸びた。スウェーデンのボルボ・カーの多目的スポーツ車(SUV)「EX30」やVWの「ID.4(アイディー4)」などが好調だ。輸入車では各メーカーが多様なEVモデルをそろえており、顧客の選択肢が増えている。

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