歯科・医科向け通販事業の歯愛メディカルは25日、2025年12月期から27年12月期まで3カ年の中期経営計画を発表した。単体の売上高を23年12月期比26%増の544億円、営業利益を同68%増の42億円に高める。あわせて34年12月期に単体の売上高を23年12月期比3.4倍の1470億円、営業利益を同5倍の125億円とする目標も掲げた。
25年1月に設立25周年を迎えることなどを背景に中計を策定した。通信販売大手ニッセンホールディングス(HD)の子会社化など、M&A(合併・買収)による連結業績の急激な変動を考慮し単体の数値目標を設定した。
中計では歯科・医科向け通販やレントゲンなど大型機械の販売を強化する。歯型の自動設計システムの取り扱いなどで、歯科のデジタルトランスフォーメーション(DX)の支援も進める。23年10月に完成した新物流センターでは、人工知能(AI)を活用し業務を効率化するなど物流コストの低減にも取り組む。
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