静岡ガスの電力子会社、静岡ガス&パワー(静岡県富士市)は再生可能エネルギーによる電力をためる機能を持つ「系統用蓄電池」事業に参入する。静岡ガス静岡支社(静岡市)構内で蓄電池設置に向けた工事を2025年中に着工し、27年度の運用開始を目指す。

民間事業者による系統用蓄電池の導入拡大を後押しする政府の補助金制度に23日、採択された。出力は1万3000キロワット、容量は4万6900キロワット時。

太陽光や風力などの再エネは天候によって出力が不安定になりやすい。系統用蓄電池は送電線と蓄電池を直接つないで充放電することで発電量の変動を吸収する役割を担う。静岡ガスでは「事業参入により自社の調整力を高め、電力の安定供給と再エネのさらなる普及拡大に貢献する」としている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。