什器(じゅうき)は、保育園の玄関口や事務室のカウンターなどの設置を想定している

ハウス食品グループ本社は、保育園向け総菜販売「タスミィ」の対象地域を全国に広げた。保護者が保育園に子どもを迎えに行ったついでにレトルトパウチ入りの総菜を購入できるのが特徴で、首都圏の31園が導入している。販売形態を自動販売機から什器(じゅうき)販売に変更して設置の自由度を高め、2025年3月までに100園への導入を目指す。

タスミィのレトルトパウチ総菜は電子レンジで温めることができ、大人1人分と子ども1人分の量が入っている。価格は1袋500円前後で、ハッシュドビーフやクリームシチューなど8種類のメニューを用意する。

社員が公募で新規事業を創出するプログラムから生まれ、23年4月に事業実証を始めた。従来は自販機を設置してもらっていた。今後は無人販売什器を無料で保育園に貸し出し、保育園側は注文専用のECサイトから製品を発注する。利用者は電子決済サービスなどを使って料金を支払う。

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