スターリンクと直接通信するスマホの画面(10月、沖縄県での実証実験)

KDDIは25日、スマートフォンと米スペースXの衛星通信網「スターリンク」を直接通信するための認可を総務省から受けたと発表した。スペースXも通信行政を担う米連邦通信委員会(FCC)から衛星の電波発射に関する認可を取得している。スマホと衛星間で電波を飛ばすことができるようになる。KDDIは2025年3月にも直接通信サービスを日本で始める。

衛星との直接通信では地上の基地局がカバーしていない海上や山間部でもスマホがつながるようになる。災害などで基地局が壊れた際も通信環境を維持できる。25年3月時点では文章データの送受信サービスなどを先行実施する。音声通話や動画視聴への対応もその後予定している。

KDDIはサービスの開始に向け、日本各地で通信が安定するか確認する作業を進める。自治体などに試験端末を貸し出して利用してもらう。

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